2009年6月7日日曜日

よくわかるDNAと分子生物学

武村政春著

DNAの役割、構造、複製の仕組み、RNA、ゲノムと多くについて触れてあるけれども、図解されているのでわかりやすい。と言ってもまたわからないことが増えた。塩基の結合等について出てくるとわからない。学生の頃、あんまり好きじゃなかった化学も勉強しなきゃ。

読めば読むほどわからないこと及び新事実が増える!(私にとっての新事実なだけ)
DNAを束ねている丸いやつ(本当に丸いのかな?)ヒストンはただ1個の丸いものと認識していたのに4種類のヒストンが2個ずつ合計8個で形成しているんだそう。

それにしても人間の体は60兆個あまりもの細胞からできていて、その中のとても小さい核の中におよそ2ナノミリメートルくらいの幅で、長さ2メートルのものが入っているなんて驚くばかり。しかもその細い細いひもはさらに小さい要素の集合でできていて、その複製過程は何段階にも分かれている。私自身を鏡で見たらそんなに複雑な感じはしないけど、細胞の中ではとっても小さいやつらが複雑な動きをしているなんて....。

小さいけれどもそこにとっても広い世界が広がっていることにやっぱり感動してたまらない。
小さくなってその広い世界を泳いでみたい気分。