2009年10月5日月曜日

トヨタ式最強の経営

なぜトヨタは変わり続けるのか
柴田昌治 金田秀治著

7年程前に買った本で少し古いが、読み返してみた。シックスシグマ関連の研修を受けた際にトヨタの話が多く出てきたから。
当時はよく意味がわからなかったのだが、今は分かるようになった。
よく意味がわからないこの本を、なんとなくいつか読み返したいと今までなぜ取っておいたのにはそれなりの理由があったらしい。
やっぱり、変革が好き。

トヨタ生産方式は海外にも紹介され、様々な企業で取り入れられた。
でも中には上手くいかないことも。
それはなぜか、この本ではこう説明。

トヨタのやり方を単なる生産方式として、その手法だけを取り入れれば同じように成功すると思うと間違い。
実はトヨタのやり方は単なる生産方式ではなく、改善方式、もっと深く読み取ると実はそれは企業革新方式。
そしてこれはトヨタの企業文化があってこそ、上手く機能するもの。
ただし、企業文化というものは体系化して説明しがたいもの。
また、理解したところで、ではうちにもトヨタと同じ文化を、といっても一筋縄ではいかない。

文化とは体質みたいなもので、一度痩せにくい体を作るとなかなか太らないいい状態が続く。
しかし、痩せるまでが大変。

この本はなんというか私にとってとても面白い。
日本らしさを最大限に生かした革新方式だが、いわゆる外資系の経営らしきものに慣れきってしまっている者からすれば、そんな方法で経営陣は納得するのか?と思ってしまう。
例えば、欧米型ではどのようなシステムがいついつまでにできると決まっている。しかしトヨタ方式では極端に言えば出来上がるまでわからない。しかし、それでは企業活動として成立し得ないから、大まかなシナリオを描く。手を入れた部分が他に影響を及ぼし、ドミノ倒し式に改善が進んで行く。
この辺りを実際に経験して本当に理解してみたいと思った。

読んでいるうちに研修では主に生産方式の部分を学んだと思った。
多少文化を作ることにも取り組んではいるが、ずっと何かおかしいと思っていた。
なんというか本当に上手くはいっていない感じ。
読んでいるうちにこの改善を継続する、そして革新を支える文化がないことをはっきりと認識した。

では、何ができるか。トヨタにはインフォーマルな様々な集団があるらしい。
自発的な取り組みで、「気楽にまじめな話をする場」。
そこでお昼休みを利用して気楽にまじめな話をする場をつくってみることにした。

10月中に試験的に実施する。上手くいけば継続する。何はともあれ私はこの本でいうところの
「まずはやってみる」という姿勢に大いに共感してしまった。

そしてみんなの心の中にある「思い」を発見したいと思う。

2009年9月20日日曜日

世界一の美女の創り方

イネス・リグロン著

ミスユニーバース日本代表を育てるお仕事をしているフランス人女性が書いた本。
イネスさんはドナルド・トランプ氏によって日本でミスユニバースの知名度を上げるために派遣されたそう。
ドナルド・トランプ氏と言えば、相当の実業家?
以前ここにも読後の感想を書いた「3分間で成功を勝ち取る方法」にも登場する。
そこで思ったのだが、日本でミスユニーバースを盛り上げることによって、どれくらいの儲けがトランプ氏の元へ?
日本人が上位を獲得することで付随してそれほど儲かるんだろうか。儲からなければ、わざわざ日本に力を入れたりしないよね。

ところで中身は美全般について軽く触れてあるだけで少し物足りなく、またあまり真新しい情報や目が覚めるような考え方は書かれていなかった。

外国人から見た日本女性とその美しさが少し分かる本かもしれない。

結局のところ、同感するところも多々あるけれど、私はこういった種類の美しさを求めていないことに気がついた。あくまでもショービズっぽいというか、自分の見せ方にとことんこだわるといった感じ。作られたものはいつかボロが出るんじゃないかな。

知性を持って自分の意見を持った自立した女性が美しいと書かれているけれども、その知性についてもあまり深くは触れていないため残念。健康的な生活や食生活については納得。

又、女性の髪は長くあるべき等、少し理解に苦しむ。
つまり、自由度はあるけれどやっぱり型にはまった美しい女性の自己演出方法に思えてしまった。

子供の頃からスカートをあまり履かず、ひらひらした服が嫌い、ピンクが一番嫌いな私には単に合わないだけかな。

「日本が男性中心の社会で、保守的な傾向が強い。女性が自信を持って堂々と振る舞うと「生意気な女」とささやかれる。」とある。

少し時代遅れかもしれないけど、実際に言うことをきかないと「かわいくない」とか言われることは未だにあるな。(発言者は二人とも50代の男性)そしてそう言われないようにいつもニコニコして歯向かわないように暮らす自分にも随分疲れて来た。そういえば、ついこないだも男を立てるから偉いと言われたけど...?

確かにフランスに住んでいた時、フランス人の男女関係はいいなと思ったことがある。
女性が強くて、結構わがままそうで、でも外見も女性らしく魅力的で。男性も料理するのが普通だし、優しいし、何しろ言葉が愛の言葉ですから。

公園のベンチで10代のカップルがいる姿を見て、とても新鮮だったのを覚えている。
肩にもたれかかっていたのは男の子の方だったから。

と、考えていたらわからなくなってきたので、もういいや。

一番の収穫はもう他人の評価に基づいて生きていない自分に気がついたこと。
自分が美しいと思える美しさを目指そうと思う。

2009年8月22日土曜日

ウェルチ リーダーシップ・31の秘訣

ロバート・スレーター著

やはり、GEはすごい会社だと思う。
ジャック・ウェルチはすごい人だと思う。
本を読んでいるだけで、どきどきしたり、情熱が伝わってくる。

人生で何が大事かって、私は夢と情熱だと思う。

常に夢を持って、夢に向かって努力する。
努力は情熱があれば、とくに努力しなくてもできる。
だから、情熱はとても大切。

いい子にスマートに模範生にクールに物事をやるよりも、がーっと大きな口を開けて牙を向けながら生きるのって楽しい。
時々谷底に落ちたり、ぶつかったりするけど、とにかく熱い生き方大好き。

変革大好き。(チェ・ゲバラと誕生日が同じ日だから何か関係があると信じたい)

私もそろそろ牙出したい。

ときどき、周りをぐるっと引き込んでしまうようなパワーを持った人に会うけど、ウェルチさんもそんな人だろうな。
遠目からでもいいから一度見てみたい。がぉっ。

2009年8月16日日曜日

図解コレならわかる シックスシグマ

ダイヤモンド・シックスシグマ研究会

仕事でシックスシグマ関連の研修を受けることになった。
研修は5日間、全て英語で実施されるため、少し不安でこの本を慌てて読んだ。月曜日からの研修で直前の土日で読んだ。
はぁ、ナマケモノ。

実はこの本、5年ほど前に購入して一度読んでいる。
とても簡単に書かれているのにもかかわらず、当時は良く意味がわからなかった。
最近本を比較的早いペースで処分する習慣を身につけて、一度処分候補に上がっていたものの、取っておいてよかった。ほっ。

VOC (Voice of Customer)、Vital Fewと本文中に出て来た言葉は研修でも同じように使用されていて少し安心。
(当たり前だけど)

あまり本の感想になっていないが、ついでに同時期に購入したトヨタについての本を改めて読み返している。
すると、前はチンプンカンプンだったものが理解できる!おどろき。

私の頭が少なくとも、5年前と比べて少しは進化していることに安心した。

2009年8月10日月曜日

色の秘密

野村順一著

こんな文章のリズムはあまり感じたことがないな、なぜかなと考えた。
一文一文が短くて、...トン...トン...トンといった調子。

色に関するありとあらゆる情報が凝縮されていて、その知識が医学、歴史、文化、実用的なことと多岐に渡る。
どうしてこんなに色々なことを知ることができるのだろう?
ただ、多岐に渡るため一つ一つの情報を深く説明してはおらず、元々あまり知識のない自分にはわからないことが多くて残念。
それにしても私はどうしてこんなに日本文化や歴史には心を惹かれないのだろうか。

茶道や料理と食器について触れているくだりで、どうでもいい飛ばしたい!と思ってしまった。
だって興味がないんだもん。

ラテン系の人は原色が好き、とある。これはなんとなく想像ができる。
北欧系の人はパステル調の寒色を好むんだそう。ふーん。
目の網膜でどの色素が発達しているかによってことなるみたい。
「色素が発達している」とはどういうこと???

調べるテーマをたくさん見つけられる本である。

2009年8月9日日曜日

ゆらぐ脳

池谷裕二 木村俊介著

「進化しすぎた脳」という本が脳に興味を持つきっかけとなった。
その本の著者が池谷裕二さん。世界で認められた脳の研究者、すごい方みたい。
文章がとてもわかりやすくおもしろい。

この本は研究生活についてインタビュー形式で書かれていて、どういうことを研究されているかがわかると同時に研究者の仕事を垣間見ることができ、とても興味深い。

そして今回の発見は「分かる」について。このように書かれている。

人間はものごと分解すると分かることが多い。
しかし著者は脳の神経細胞のシステムについてなるべく分解しない方法で研究している。
「分解してしまったら、分からなくなるものがあるのではないか」

人間は分解することで分かったと思うけれども、分解をしてしまったら分からなくなるものがあり、ただ分解しないと分からないのは、私達の脳が分解しないで理解する能力を使用していないからだ、というようなことが書かれている。分解しないで理解するには脳の理解力を上げるなどしなければならない。

驚いた。新しい考え方だった。すごい!

もう一つ、スンクスという動物が嘔吐することのできる動物として出てくる。
嘔吐というのは高度な機能で、ねずみやうさぎは嘔吐ができないらしい。
なぜ、高度か?
例えばねずみが毒物かもしれない餌に遭遇したら少しかじって、体に影響があるか待たなければならない。毒がなかったと思って餌を再度取りに行った時にはもう取られてしまっているかもしれない。しかし、もし嘔吐することができれば全て食べてしまって毒があれば後から吐けばいい。と書いてある。

生物ってすごい。驚きばかり。

2009年8月4日火曜日

1Q84 BOOK2

村上春樹著

村上さんの小説をほとんど全て読んでいると思っていたけれど、そんなことはなかったみたい。思い込みが激しい...(反省)

青豆と天吾の物語が交互に展開していくけれど、読みたいのは青豆の方だった。
それは同じ女性だから共感するからなのか。

天吾側ではふかえりを描写する場面にちょっと嫌気が指してしまった。
これってただのロリコン?なんて物語がさーっと冷めるような考えが一瞬でも頭に浮かんだ人はいないのかな?若さに嫉妬???
特に性的描写の部分ではなぜかちょっと気分が悪くなりそうになって困った。

何が書かれているのか、どういうテーマだとか、あまりわからないけれど物語としてどんどん引き込まれるので楽しい。

子供の頃によく読んだファンタジーのように引き込まれる。
小説家ってすごい仕事だ。
むむむ。

夏だ暑くて本よりもビールとほうっておいたら、人から借りた本やら何やら溜まっている。

カリパクになってしまう。

カリパクゥ。

春樹さんぽい?

2009年7月31日金曜日

Practical Thinking

by Edward De Bono

もう辛かった。何がって英語で本を読むことが。
上司に借りてから早くも半年近く時が経っていた。やはり英語力がない。
何年も何年も勉強して来たのに、ろくに読めない。悲しい。
落ち込んでいても仕方ないので、開き直る。シャキッ?
きっと内容に興味がなかったんだ。
いや、いや、理解できたら面白そうな内容だったんだけど。

考え方についての本で思考の解剖書みたいな本だった。
特に最後あたりの"imagination"、"creativity"についてのところがおもしろ(そうだった)かった。

2009年7月29日水曜日

1Q84 BOOK1

村上春樹著

随分売れているみたい。

村上春樹さんの小説はほとんど全て読んでいると思う。

自分自身が年齢を重ねたせいなのか、読んでいる間に色々なことを思った。
孤独とか、愛とか。

10年前も読んだ時にきっと考えていた。
孤独とか、愛とか。

そして突き詰めて行き着くところは10年前と変わっていないような気がする。

ちなみに「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」が一番好きな作品。次が「ねじまき鳥クロニクル」かな。

この本に登場する天吾は数学の塾講師だけれど、ハードボイルドワンダーランドにも計算士みたいな人が登場した。私はその部分の描写がとても好きだ。正確で、規則的で、秩序がある世界の描写。

そして、「歴史はあなたの中で続いている」だったか(文をそのまま暗記する能力が私にはない)、この言葉は前にどの作品かで読んだ時からずっと心に残っていた。
納得したから。
特別不思議なことでもないし、本当だと思う。

家族の歴史でも蓋を開けてみれば、思いもしない過去が眠っている。
その過去と現在の自分との繋がりを感じることがある。
この枠のようなものからは出ようとしても、なかなか出ることができない。

やっぱり一人では難しい。

2009年6月7日日曜日

よくわかるDNAと分子生物学

武村政春著

DNAの役割、構造、複製の仕組み、RNA、ゲノムと多くについて触れてあるけれども、図解されているのでわかりやすい。と言ってもまたわからないことが増えた。塩基の結合等について出てくるとわからない。学生の頃、あんまり好きじゃなかった化学も勉強しなきゃ。

読めば読むほどわからないこと及び新事実が増える!(私にとっての新事実なだけ)
DNAを束ねている丸いやつ(本当に丸いのかな?)ヒストンはただ1個の丸いものと認識していたのに4種類のヒストンが2個ずつ合計8個で形成しているんだそう。

それにしても人間の体は60兆個あまりもの細胞からできていて、その中のとても小さい核の中におよそ2ナノミリメートルくらいの幅で、長さ2メートルのものが入っているなんて驚くばかり。しかもその細い細いひもはさらに小さい要素の集合でできていて、その複製過程は何段階にも分かれている。私自身を鏡で見たらそんなに複雑な感じはしないけど、細胞の中ではとっても小さいやつらが複雑な動きをしているなんて....。

小さいけれどもそこにとっても広い世界が広がっていることにやっぱり感動してたまらない。
小さくなってその広い世界を泳いでみたい気分。

2009年5月27日水曜日

DNA (下)

ゲノム解読から遺伝病、人類の進化まで
ジェームス・D・ワトソン、アンドリュー・ベリー著
"DNA"  by James D. Watson with Andrew Berry

読み終わって、感動した。こんな風に背中がぞくぞくするほど新しい驚きに出会ったのは随分久しぶりだ。ゴダールの映画を始めて観た時も、プラハに初めて旅行した時もびっくりしたけれど、ちょっと違う。目の前に新しい世界が広く開けていく感じがした。しかも、自分自身をも構成している小さな細胞の中にとても複雑で壮大な世界が広がっていると思うと怖いような、どきどきするような、不思議な気持ちになる。

「私は、二重らせんの発見に続くこれまでの研究者人生で、進化が私たちの細胞ひとつひとつに組み込んでくれた荘厳なしくみに大きな畏敬の念をいだいてきた」という言葉を読んだ時にまるで私も一緒に研究してきたのか?(そうならもっと内容が理解できるはずだけど)と思ったくらいに感動してしまったのだ。本当に「荘厳なしくみ」なのだ。

そして、私たちも宇宙という荘厳なしくみの一部だという事実を考えると鳥肌が立ちそうになる。

遺伝子研究の進歩をさせ、その技術を活用し、遺伝病や病気に苦しむ人たちを助けたいという著者の気持ちが伝わってくる。本当にすごい人だなと思った。どんな脳みそをしているのか見てみたい。いつも思うのだが、すごい人は自分が宇宙を構成するひとかけらであることを自覚して、社会、世界、そして宇宙に貢献できるようなことにエネルギーを使う。

私なんか、まるで自分一人で生きていけると勘違いしているんじゃないかと思うくらい自己中心的な瞬間がある。まったく、本当の意味でわかってない。他の生物が存在しなければ命さえも危ういのに。

すごい人には一体何か違うものが見えているのだろうか、それとも何かを追求しその果てに行き着いた人になら誰にでも見えるものなのだろうか。

2009年5月23日土曜日

DNA (上)

二重らせんの発見からヒトゲノム計画まで
ジェームス・D・ワトソン、アンドリュー・ベリー著
"DNA"  by James D. Watson with Andrew Berry

著者のワトソン氏はDNAのらせん構造の発見でノーベル賞を受賞した3人のうちの1人。翻訳文とは思えないほど自然で読みやすいのでどんな人が訳しているのかと、裏表紙をみたら、理学博士の方だった。納得。

DNAについて部分的でも触れている本は過去に数冊読んだことがあった。分からないなりに面白く、今回も読みながら頭の中は疑問の嵐になっていったけれども、とても面白かった。

遺伝というものに人が気づき出した頃から、色々な発見がなされて現在に至るまでが順を追って書いてある。どういう発見がされ、何に利用されて来たか。ヒポクラテスの時代から人は遺伝について考えていたらしい。

遺伝子組み換え食品については驚いた。今までは悪のイメージしかなかったけれども、例えば穀物に自然には存在しない栄養素を追加して強化すると、その穀物は貧困に苦しむ人々にとっての救済策になる。害虫に強い作物を作ることによって、農薬の使用量が減るなど利点もあるということを知った。

実験により〜がわかったというくだりになると理解度が急激に下がる気がして、今までなんとなくもやもやして、理解の障害になっていたものが分かったのでこれを機に調べてみた。
DNA、ゲノム、遺伝子、染色体....これらがどう違うか理解していないため、上手く読み進めなかったらしい。
一応理解できたが、もっと深く知りたいので別の本で勉強する予定。

そういえば新型インフルエンザが流行っているが、インフルエンザウィルスもとても気になる。
インターネットで検索すると、その図が見られるがぷちぷちしていてとてもかわいいと思う。

かかりたくはないけど。

2009年5月6日水曜日

史上最強の人生戦略マニュアル

フィリップ・マグロー著

勝間さんが訳されている本。400ページ余あり、私は理解するのには何回か読まないと無理だと思った。タイミングが少し合わなかったのか、今回は衝撃的な刺激を得ることはなかった。

人生に問題があり勝者になるためにどうやって生き方を変革するか、が書かれている。
この場合の勝者とは単なる社会的な成功者だけを指すのではない。
各個人なりの成功である。これには多いに賛同。

ここで言われている「人生の法則1、ものがわかっているかいないか」の時点で既につまずいているのかもしれない。(ただ単に理解力がない、もしくは問題から目を反らしているだけ?)

勝間さんの著書で時間の効率的な活用法について学び、実行はできたのだが継続できなかった経験がある。
もちろん多くのことを得られたけれど、方法を間違ったのがバランスが悪いのか、現在はお尻を叩いて自分を走らせることは休んでいる。

「史上最強の...」に自分の問題もしくは人間関係の問題を自分以外の関係者の責任にしている例がいくつか出てくるのだが、そこが自分とは当てはまらずいまいち響かなかったせいもある。現在は人間関係で悩んでいないからか???

うーん。正直な感想、とても納得できる内容が書いてあるのだが、単純な私の頭には文が長過ぎるのか、理解が及ばなかった...。

ぜひ時間をおいてもう一度読んでみたいな。

2009年5月5日火曜日

3分間で成功を勝ちとる方法

リカルド・ベリーノ著
"You Have 3 Minutes!" by Ricardo R. Bellino

日本でタリーズコーヒーを設立した松田公太氏が訳している。とても自然な訳文で読みやすいと思った。原題の訳し方も上手い!著者は学生時代に、数々のスーパーモデルを輩出したエリートモデル社についての記事を見てブラジルにもこの会社を持ってこようと思い、実現した人。

本の前半部分に直観について多くが書かれており、とても面白いと思った。ちなみに途中まで「直感」だと思って読んでいたが、ふと気づいた。直感ではなく直観。広辞苑で調べてみると意味は似ているようだが異なる。試しに和英辞書でも調べてみると

直観=intuition, instinct 
直感=hunch, scent, flair, sixth sense..

今まで自分には単に言語運用能力、表現能力がないだけかと思っていたが、問題の根は深そうだ。それ以前に言葉の意味を理解していないことが判明。(しょぼん)

直観力がある人の5つの性格的特徴(ユング)や直観が流れるようにするための方法も書いてある。直観力がある人の特徴の一つに「ものごとを全体として捉える」というのがある。理解したくて何度も目が止まる。どういう意味なんだろうか。今まで全体として捉えることが得意な方だと思っていたけれど、違う気がする。さらに読むと「『ものごと全体として捉える』とは、まず心を開いて世界を見ること。そうして、さまざまな側面が互いに絡み合って全体ができあがっていることに気づくことだ。」とある。ふむふむ。5感を磨くことが大切らしい。

なるほど、結構心が閉じているのかもしれない。5感も磨けず硬直気味かもしれない。

様々なものに触れてリラックスすることの大切さを感じ始めていたけど、その裏付けになった。

やっぱり定期的に美術館に行かなきゃ。
「日常」に追われると、見たもの食べたもの聞いたこと全てが栄養になって自分を構成している事実を忘れそうになる。

このお休みは温泉でゆっくりできてよかった。いい栄養を与えてあげたな。

2009年4月30日木曜日

マーフィー 成功者の50のルール 

佐藤富雄著

Bookoffに不要な本を売りに行ったら、新古本というコーナーで見つけた。佐藤氏の本を読むのは2冊目。まえがきに脳や自律神経について説明があり、やはり面白いなと思った。本文はマーフィー博士の本から選んだ50の法則を佐藤氏の理論で説明している。っとこれはマーフィーの法則を読んでみたいなと思った。

「ぜひまねしたい、成功者に共通する6つの項目」として下記が挙げられている。

1. 物事を肯定的に考える習慣を持っていた
2. 努力することをおしまなかった
3. 明確な目的意識を持っていた
4. 自分を信じ、他人の否定的な言葉に惑わされなかった
5. 失敗を恐れなかった
6. 想像することがうまかった

私に取っておそらく一番問題ないのが5番。失敗することはあまり怖くない。
そして、強化した方がいいと思うのが6番。

ここでの想像は視覚やその他感覚が伴うものを指していると思う。
感覚が伴う想像をどうも日常的にあまり行っていない気がする。
例えば、人の気持ちを考える、仕事上の先読み(?)といった想像はできるのだが、憧れの国の空気の匂いや町の色を想像をしないし、あまり上手くない。
そういえば、小説を読んでいて風景描写等はいい加減に読む子供の頃からの癖がある。
話の展開や登場人物の心の動きや駆け引きが面白くて読んでいたので、私にとって長く続く風景描写などは不要な部分だったのだ。

サンドイッチは薄いパンに具が多いものが好き。
パンの部分が風景描写で、具が心理描写。
ふわふわのパンもあまり好きじゃない。

物事は全てに通じるな。

そんなわけで毎晩寝る前に感覚を伴う想像に挑戦することにした。

2009年4月28日火曜日

トヨタ流 最強社員の仕事術

若松義人著

会社のマネージャーさんが貸してくれた本の一冊。実は今回新に6冊くらい貸してくれたのだ。しかも選んでくれているのかな、という内容。読みながら、お前成長しろよーと励ましてくれている気がする本もあれば、ムムムッこの本を選んだ理由は?なんて思わせるものも。

トヨタについての本を読むのは二冊目。随分昔に読んだものはトヨタの経営について具体的に書かれたものだったが、この本ではトヨタ方式を取り入れている企業の例が各ポイントごとに挙げられるような感じ。個人的にはこういう形式は断片的なのであまり好みではないが、一つ一つの項目が短くまとまっているので隙間時間に読むには最適。又、分かりやすい文章なので読むために力を入れなくていい。

そしてやはり勉強になる。うーん。
仕事の中で実際に起こることや自分の至らない点に思い当たる内容。
中でも私に新しく映る考え方がこれ。

『なぜ失敗したか』考えても差はつかない
『なぜ成功したか』考えた時に差がつく

成功した時、その流れは頭の中にあっても、それをなぜかと深く考えたことは今までなかった。
なぜか?
それは努力したから、運が良かったから、〜さんがチャンスを与えてくれたから、〜さんが協力してくれたから、くらいのことが思い浮かぶだけだ。
どうやって成功したかではなく、なぜ成功したかを考えてみよう。

そしてこの本の中にある好きな言葉は

「成功する秘訣は成功するまでやめないことだ」

確か本田宗一郎さんの言葉にも、「私は負けない。なぜなら勝つまでやるからだ」というのがあった気がする。
20代の頃からこんなことを言ったり、たまに経営本を読んだりしていたので「一体何になろうとしてるの!?」と言われたな。

それは秘密だけどね。

2009年4月27日月曜日

論理的な話し方が身につく本

西村克己著

あまり関係のないことかもしれないが、この本のイラストが妙に気に入ってしまった。とても好みだ。

さて内容は当たり前のことと言えば、当たり前のことが書いてある。しかし、私は人前で話すのが苦手なのでこの本に書いてある当たり前のことがなかなか上手く活用できていない。例えば「イエス、バット法」。反対意見を述べる際にまずは相手の意見を受け止めてから、自分の意見を伝える。実はここが特に目が止まったのには訳があって、会社で会議があった際に数人の欧米人が正にこの方法で意見を述べていたのだ。一人目がこの方法で話した後に「上手いなぁ、そしてとても感じが良い」と思ったら、しばらくて別の欧米人が同様の話し方をしていた。

うん、とても感じがいい。そういえば、別の研修でも相手の不安を受け止めることの重要性が出て来た。どちらかと言うと私は受け止めてはいるが、それを表現するのが苦手かもしれない。気がついたら、改善していこう。(この後に読んだ本の影響かな...)

2009年4月25日土曜日

幸せいっぱい!金運風水

李家幽竹著

前述の「風水収納&整理術」と同時に購入。衣食住別に金運が開けるような行動やものについて書いてある。色々ある風水について書かれた本でこの李さんの本を選んだ理由は、内容が簡単で入門にちょうどよかったことと、ご本人の写真を見て良い顔をされてるなと思ったから。なんとなく運が良さそうな方に見える。
お財布を鞄に入れっぱなしにしておくのは良くないらしい。寝室がいいそうだ。と寝室に置いたらサザエさん状態で財布を忘れて会社に出かけてしまいそうだが。

運がよくなる風水収納&整理術

李家幽竹著

現在の家に暮らして既に数年が経ち、最小限のものしかなかったはずがあれよあれよと言う間にものが増えてしまい、処分しなければと思っていた。でもなかなか腰が重いので、風水の本でも買ってやる気を出そうと...。効果覿面。捨てまくった。定期的に見直して不要品を捨てているはずなのに、ゴミ袋3枚分の洋服、鞄、段ボール一箱分はある本と雑誌。

使わなくなった古いものには陰の気がこもるため、定期的に処分するのがいいとのこと。特に下着の寿命は1年くらいだそうだ。うーん。結構な経済力が必要な気がする。とふと購入後1年後くらいの下着を見てなんとなくよれっとしているし納得。ちなみにお財布は3年だそう。

効果をどこまで信じるかとは別にして、こまめに掃除する常に美しく保つと心がけが生まれるので風水とはいいものだと思う。

2009年4月23日木曜日

歴史をさわがせた女たち 日本篇

永井路子著

おそらく実家にあったのだろう馴染み深いタイトルで、ずっと存在は知っていたが読んだことはなかった。友人が歴史上で有名な賢女(時に悪女?)についてお勧めの本はないか、とのこと母親に問い合わせずらりと名前が上がった。母親は歴史小説、特に戦国時代が好きなため武将とその周りの女性達について良く知っているのだ。

そんな友人の一言がきっかけで私も気になり始めこの本を買ってみた。読みやすくて面白い。著者が好感を持っている女性のタイプも垣間見える。
以下目次から気に入った3名の女性を抜粋。

光明皇后-日本一の浪費婦人
静御前-レジスタンスの舞姫
出雲お国-自力で売り出した大スター

静御前は名前からしてとても女性らしい弱そうな印象しかなく特別好きではなかったが、この本に書かれた人物像ではいいと思った。そういえば、吉野に行った際、静御前と義経が最後に過ごしたという部屋を見た。何百年も昔に現在と全く異なる常識や社会慣習の元で生きた人々が過ごした場所をその瞬間共有していると思うとなんとも言えない不思議な気がする。

2009年3月26日木曜日

断る力

勝間和代著

勝間さんの本はこれで3冊目だ。パワーがいるので最近はあまり読む気分になれなかったのですが、せっかくいただいたので読んでみた。

と!全ての物事は繋がっていて、何か見えない力が私を押し動かそうとしているのを感じた。「断る力」が主張しているのは30代前半までに自分の軸(基準)を持って得意なことに力を集中させるため、不得意なこと等を断る力を身につけようということ。職場で思うように自己主張をできないのがここ最近の悩みで、人事考課でも見事に上司からもっと自信が必要と言われていた。

木曜日にさっそく勝間さんの言うことを実践して、以前の同僚に自分の長所と改善すべき点を訪ねてみた。うーん、納得するところあり。「頭がいいのに悪く見える対応をするから、変えた方がいい」確かに知らないふりをする、相手が間違っていても指摘しない、どころかたまに自分で他人の間違いを引き受ける、笑ってごまかす、圧倒的に聴くことに徹している。(プライベートでしか私を知らない人にはえー!どこが自己主張できないの?と言われるが)

そして「お金持ちになる女、なれない女の常識」をたまたま読み返していたら、自分の価値をまずは感じてそれを他人が認める。つまり価値を決めるのは自分だというようなことが書いてあった。仕事に関しては特に自己評価が低い人間なので、変えなければと思う。

人生の道に一羽の鳥が現れてこっちに進むんだよと教えてくれるような時がある。
これが、結構ある。シンクロニシティとか言うのかな?
幾つもの線が一つに繋がる。

そういう時は間違いなくその方向に向かう。流れに逆らうのは良くない。

2009年3月24日火曜日

雨の日も、晴れ男

水野敬也著
日本の武士や歴史に関する本が読みたかったので、仕事ができる尊敬しているマネージャーさんに何かお勧めはないですかと尋ねたら「全然歴史と関係ないけど」とこの本と勝間さんの本を送ってくれた。笑ってしまうから電車では読むなとのご忠告をいただけば、逆らいたくなるのが人の性。首都東京、通勤電車の不審者と化した。二人の子供の神様のいたずらで運命を書き換えられた男の話。どんなにひどいことが起こっても、常に前向きに生きていくといった内容。個人的にはSUSHIネタで大笑いした。

考えたこと。

主人公が貫いたのは「人を楽しませること」。私には結構難しい。
「人を喜ばせること」の方が簡単な気がする。
どうやったら人を楽しませられるか考え、実行してみよう。

2009年3月21日土曜日

お金持ちになる女なれない女の常識

佳川奈未著
部屋が温かすぎて途中で居眠りしたが、お金シリーズ第2弾?
そうそうこれ!私もいつも思っていた。同じ考えの人がいて嬉しい。勤めている会社や社長は今の自分の豊さを与えてくれる人だからもちろん感謝すべき。それなのに、文句ばかり言う人に私がいつも感じていたのはこの本に書かれている内容と同じだ。

「本当にイヤなら、やめて、自分が稼ぎたいだけかせげる会社に転職すればいいのです。選択肢は、あなた自身にあるのですから。しかし、そういうまえむきな努力もしないで、会社や社長への非難を続けているというのは、自分もその会社にふさわしいケチな人間であると言えるのです。」

私も過去には文句だらけだった時期もあるが、今こんな風に変われてよかったと思う。
だからたまに会社で文句だらけの人に出会うと、嫌がられない程度に前向きへ向かうような、その人が最終的に得するような言葉を投げるようにしている。
もったいない。組織の中に見つけた問題点、みんなのために前向きに解消していくべき。

つまらない意地や虚栄心は捨てて、みんなの喜び、自分の喜びのために心を使おう。
小さな喜びより、大きな喜び。

大富豪になる人のお金の使い方

佐藤富雄著
3連休ということで、これぞとばかりに読書をしている。自己啓発本好きだなぁ。

著者は大脳・自律神経系の研究をされていた方らしい。原始的な脳と言われる大脳辺縁系には「自動目的達成装置」があって、どんな目的であっても達成しようとする。では目的を持っていても実現しないのはなぜか?それは本当に心から思っていないためだそう。「『どうしてもこの目的を達することが必要なんだ』と、それが生死を左右するくらい強く願望をいただいて...」とあるが、すごく分かる。

又、お金の遣い方についても納得。確かにいいお金の遣い方をすると戻ってくる。惜しみながら遣う人と、純粋に楽しむために遣える人の差は大きい。食事に行って会計の時にふとした表情などに出る。「割り勘で払いたくないなぁ、だって私お酒飲まないもん」「奢りたくないなぁ」「ちょっと高くない?」とか。こうなったらせっかく楽しかった時間や空間の価値が下がってしまう。そのため、そういう人とは自然と付き合いしなくなる。お会計はいさぎよく、それができないなら行かない方がいいな。

私が実行していることも書いてあった。例えば、割り勘でというのも失礼に当たるような方にごちそうになった場合は、相手に喜ばれるちょっとしたものをお礼に贈る、自分にできる範囲で心を込めたお返しをする。そうすると長く付き合いが続く。これ、忘れてはならない人間付き合いの原則だと思う。何事も誠意が大切。

話を聞かない男、地図を読めない女

アラン・ピーズ+バーバラ・ピーズ著
"Why men don't listen & women can't read maps" by Allan & Barbara Pease
結構昔にベストセラーになった本。性別等のラベルで区別されるのが嫌いな私は当時は読む気もしなかったのだが、今になって男女は本当に異なる生き物だと認識し、手に取ってみた。男女の違いにまつわるエピソードが淡々と続き、しっかりとした構成のある読み物ではない。ご夫妻の共著になっているが、大半は男性によって書かれている。いささか情報が古い(古い固定観念に縛られている)のではないかと思う点もしばしば。私の頭が男性よりだからかもしれない。ただし、脳に関するデータは信頼性がありそうなものもあり、参考になる。

2009年3月15日日曜日

トリオリズム

叶恭子著
叶姉妹の姉、恭子さんが書かれた本。単に興味本位で読む人には過激な内容にしか映らないかもしれない。Love & Sexについてとても正直に書かれているように見受けられ、真面目に生きている方だなと思った。彼女が主張されるLoveとはポリアモリー(複数恋愛)の考え方に近いのではないだろうか?複数恋愛と言ってもxxxに内緒で浮気とか、ではない。言わば、公認の複数恋愛。
気に入った言葉を引用「あらゆる"美"とは、本能の持つ生命力が表出した姿だとわたくしには思えます。経験によれば、本能が皮膚を突き破ってさらけ出されている人間の姿を見た時は、人は『あの人は輝いて生きている』というような気がするのです。」「人は、"あなただけを永遠に"と誓っておきながら、その後、浮気をすることがあります。この"愛"という名における不確実なことは、あまりにも日常化され、ご自身でも気がつかないくらい多いと感じられませんか?」
最近、男女の違いと愛についてよく考える。

2009年3月4日水曜日

道をひらく

松下幸之助著
気に入った言葉を引用しようかと思っていたが、もうなんというか感想がかけないくらい、心に染み込む。松下幸之助さんが、今更言うまでもなく戦後の日本に多大な影響を与えた方とは知っていたが、すごいの一言。10年前に読んでいたらこうして心で感じることはできなかっただろうと思う。生きていると色々な出来事が起こる。つい最近までは人ごとだった出来事が自分の身に降り掛かることがある。人の生とは何か、なぜ人生に試練があるのか考えさせられる。そうしてこの本を読めば、新たな試練でさえも受けてやるっと勇気をもらえる。負けず嫌いの血が騒ぐ。そして今、大変な境遇にある大切な人の力になりたい。何ができるだろうか?

2009年2月22日日曜日

カモメになったペンギン

ジョン・P・コッター著
"Our Iceberg Is Melting"  by John Kotter / Holger Rathgeber
実はこの本、たまたま会社のプロジェクトの一環で支給された。100ページほどの本で変革のプロセスを寓話で表したものだか、なかなか読み込む価値のある本だと思った。ペンギンのコロニーが氷山が溶けてしまうという危機に見舞われる。そして平和にこのままでいいんじゃないとのんびり生きているペンギン達に危機意識を持たせて、変革を進めるというお話。8段階の変革のプロセスがとても分かりやすく書かれている。なんというか、とても当たり前のことが書いてあるように思えるのだが、血と肉になるよう学ぶのには何度か読み返すべきかなと思う本だった。もちろん、こういった手法がすっかり身に付いている方にとっては物足りないかもしれないが。

2009年1月30日金曜日

マクロビオティック健康法

久司道夫著 
一日二食健康法というものの存在を知って色々と調べるうちにマクロビオティックに辿り着いた。前に友達がお肉を食べると攻撃的になると言っていたが、その時は面白いことを言う人だなくらいにしか思っていなかった。ベジタリアン関連のサイトを見ているとまんざら嘘ではない気がしてくる。一日断食をやってみたら、なんと心が穏やかになったことか...。不思議だ。

2009年1月24日土曜日

貧困のない世界を創る

ムハマド・ユヌス著
上記著書より引用「利益を最大化することだけに集中よりもむしろ、社会的要求に応じてより良い仕事をするビジネスが必要、現代の資本主義に対する違和感−『まあ、そんな疑問が私を生かしているんですね。私は40歳にすぎません。まだ世界を変えることができるくらい若いと思っていますよ!』(エマニュエル・ファベル/ダノン)「私たちは毎日の生活や暮らしを楽しむことに大変忙しいので、今どこを旅しているかを知るために人生の窓を通して見つめ、究極的にどこに行きたいと思っているのかを深く考えることを忘れてしまう」「まずは可能なかぎり突拍子もなく大きな夢をみて、次にそれを追求しよう。」

すごく感動した。しばらく経ったらもう一度読み返したい。自分は今まで「私」のことばかり考えていたなんと小さな人間だったのだろうと思う。少しでも他を幸せにできるようにしたい。そう思えただけでも成長かな?

2009年1月11日日曜日

ビジネスマンのための読書力養成講座

小宮一慶著
気になった言葉「つまり企業やそこで働く人が成功するための本質は何か、そのためには何が必要かを見極めるのが私の仕事なのです。」なんか気になるこの言葉。平行してムハマド・ユヌス氏のソーシャルビジネスについての本を読んでいるせいかな。働くとは何?成功とは何?と考えているからかもしれない。

2009年1月9日金曜日

脳を活かす勉強法

茂木健一郎著
気に入った言葉 「本当に死ぬ気になって、猛烈に勉強しないと、職業人として追いつかないのです。」「僕はこれからの時代を乗り切るキーワードは「猛勉強」だと思っています。」どこまで行っても限界がないことを脳科学の言葉で「オープンエンド」と言うそうだ。語学、通訳の勉強はまさに「オープンエンド」。どこまで行っても終わりがないから楽しい。人間という生き物はの(おそらく人間に限らずあらゆる生物も)学びに切りがないというのはなんと素晴らしいことだろうか?