2009年4月28日火曜日

トヨタ流 最強社員の仕事術

若松義人著

会社のマネージャーさんが貸してくれた本の一冊。実は今回新に6冊くらい貸してくれたのだ。しかも選んでくれているのかな、という内容。読みながら、お前成長しろよーと励ましてくれている気がする本もあれば、ムムムッこの本を選んだ理由は?なんて思わせるものも。

トヨタについての本を読むのは二冊目。随分昔に読んだものはトヨタの経営について具体的に書かれたものだったが、この本ではトヨタ方式を取り入れている企業の例が各ポイントごとに挙げられるような感じ。個人的にはこういう形式は断片的なのであまり好みではないが、一つ一つの項目が短くまとまっているので隙間時間に読むには最適。又、分かりやすい文章なので読むために力を入れなくていい。

そしてやはり勉強になる。うーん。
仕事の中で実際に起こることや自分の至らない点に思い当たる内容。
中でも私に新しく映る考え方がこれ。

『なぜ失敗したか』考えても差はつかない
『なぜ成功したか』考えた時に差がつく

成功した時、その流れは頭の中にあっても、それをなぜかと深く考えたことは今までなかった。
なぜか?
それは努力したから、運が良かったから、〜さんがチャンスを与えてくれたから、〜さんが協力してくれたから、くらいのことが思い浮かぶだけだ。
どうやって成功したかではなく、なぜ成功したかを考えてみよう。

そしてこの本の中にある好きな言葉は

「成功する秘訣は成功するまでやめないことだ」

確か本田宗一郎さんの言葉にも、「私は負けない。なぜなら勝つまでやるからだ」というのがあった気がする。
20代の頃からこんなことを言ったり、たまに経営本を読んだりしていたので「一体何になろうとしてるの!?」と言われたな。

それは秘密だけどね。