2009年3月26日木曜日

断る力

勝間和代著

勝間さんの本はこれで3冊目だ。パワーがいるので最近はあまり読む気分になれなかったのですが、せっかくいただいたので読んでみた。

と!全ての物事は繋がっていて、何か見えない力が私を押し動かそうとしているのを感じた。「断る力」が主張しているのは30代前半までに自分の軸(基準)を持って得意なことに力を集中させるため、不得意なこと等を断る力を身につけようということ。職場で思うように自己主張をできないのがここ最近の悩みで、人事考課でも見事に上司からもっと自信が必要と言われていた。

木曜日にさっそく勝間さんの言うことを実践して、以前の同僚に自分の長所と改善すべき点を訪ねてみた。うーん、納得するところあり。「頭がいいのに悪く見える対応をするから、変えた方がいい」確かに知らないふりをする、相手が間違っていても指摘しない、どころかたまに自分で他人の間違いを引き受ける、笑ってごまかす、圧倒的に聴くことに徹している。(プライベートでしか私を知らない人にはえー!どこが自己主張できないの?と言われるが)

そして「お金持ちになる女、なれない女の常識」をたまたま読み返していたら、自分の価値をまずは感じてそれを他人が認める。つまり価値を決めるのは自分だというようなことが書いてあった。仕事に関しては特に自己評価が低い人間なので、変えなければと思う。

人生の道に一羽の鳥が現れてこっちに進むんだよと教えてくれるような時がある。
これが、結構ある。シンクロニシティとか言うのかな?
幾つもの線が一つに繋がる。

そういう時は間違いなくその方向に向かう。流れに逆らうのは良くない。

2009年3月24日火曜日

雨の日も、晴れ男

水野敬也著
日本の武士や歴史に関する本が読みたかったので、仕事ができる尊敬しているマネージャーさんに何かお勧めはないですかと尋ねたら「全然歴史と関係ないけど」とこの本と勝間さんの本を送ってくれた。笑ってしまうから電車では読むなとのご忠告をいただけば、逆らいたくなるのが人の性。首都東京、通勤電車の不審者と化した。二人の子供の神様のいたずらで運命を書き換えられた男の話。どんなにひどいことが起こっても、常に前向きに生きていくといった内容。個人的にはSUSHIネタで大笑いした。

考えたこと。

主人公が貫いたのは「人を楽しませること」。私には結構難しい。
「人を喜ばせること」の方が簡単な気がする。
どうやったら人を楽しませられるか考え、実行してみよう。

2009年3月21日土曜日

お金持ちになる女なれない女の常識

佳川奈未著
部屋が温かすぎて途中で居眠りしたが、お金シリーズ第2弾?
そうそうこれ!私もいつも思っていた。同じ考えの人がいて嬉しい。勤めている会社や社長は今の自分の豊さを与えてくれる人だからもちろん感謝すべき。それなのに、文句ばかり言う人に私がいつも感じていたのはこの本に書かれている内容と同じだ。

「本当にイヤなら、やめて、自分が稼ぎたいだけかせげる会社に転職すればいいのです。選択肢は、あなた自身にあるのですから。しかし、そういうまえむきな努力もしないで、会社や社長への非難を続けているというのは、自分もその会社にふさわしいケチな人間であると言えるのです。」

私も過去には文句だらけだった時期もあるが、今こんな風に変われてよかったと思う。
だからたまに会社で文句だらけの人に出会うと、嫌がられない程度に前向きへ向かうような、その人が最終的に得するような言葉を投げるようにしている。
もったいない。組織の中に見つけた問題点、みんなのために前向きに解消していくべき。

つまらない意地や虚栄心は捨てて、みんなの喜び、自分の喜びのために心を使おう。
小さな喜びより、大きな喜び。

大富豪になる人のお金の使い方

佐藤富雄著
3連休ということで、これぞとばかりに読書をしている。自己啓発本好きだなぁ。

著者は大脳・自律神経系の研究をされていた方らしい。原始的な脳と言われる大脳辺縁系には「自動目的達成装置」があって、どんな目的であっても達成しようとする。では目的を持っていても実現しないのはなぜか?それは本当に心から思っていないためだそう。「『どうしてもこの目的を達することが必要なんだ』と、それが生死を左右するくらい強く願望をいただいて...」とあるが、すごく分かる。

又、お金の遣い方についても納得。確かにいいお金の遣い方をすると戻ってくる。惜しみながら遣う人と、純粋に楽しむために遣える人の差は大きい。食事に行って会計の時にふとした表情などに出る。「割り勘で払いたくないなぁ、だって私お酒飲まないもん」「奢りたくないなぁ」「ちょっと高くない?」とか。こうなったらせっかく楽しかった時間や空間の価値が下がってしまう。そのため、そういう人とは自然と付き合いしなくなる。お会計はいさぎよく、それができないなら行かない方がいいな。

私が実行していることも書いてあった。例えば、割り勘でというのも失礼に当たるような方にごちそうになった場合は、相手に喜ばれるちょっとしたものをお礼に贈る、自分にできる範囲で心を込めたお返しをする。そうすると長く付き合いが続く。これ、忘れてはならない人間付き合いの原則だと思う。何事も誠意が大切。

話を聞かない男、地図を読めない女

アラン・ピーズ+バーバラ・ピーズ著
"Why men don't listen & women can't read maps" by Allan & Barbara Pease
結構昔にベストセラーになった本。性別等のラベルで区別されるのが嫌いな私は当時は読む気もしなかったのだが、今になって男女は本当に異なる生き物だと認識し、手に取ってみた。男女の違いにまつわるエピソードが淡々と続き、しっかりとした構成のある読み物ではない。ご夫妻の共著になっているが、大半は男性によって書かれている。いささか情報が古い(古い固定観念に縛られている)のではないかと思う点もしばしば。私の頭が男性よりだからかもしれない。ただし、脳に関するデータは信頼性がありそうなものもあり、参考になる。

2009年3月15日日曜日

トリオリズム

叶恭子著
叶姉妹の姉、恭子さんが書かれた本。単に興味本位で読む人には過激な内容にしか映らないかもしれない。Love & Sexについてとても正直に書かれているように見受けられ、真面目に生きている方だなと思った。彼女が主張されるLoveとはポリアモリー(複数恋愛)の考え方に近いのではないだろうか?複数恋愛と言ってもxxxに内緒で浮気とか、ではない。言わば、公認の複数恋愛。
気に入った言葉を引用「あらゆる"美"とは、本能の持つ生命力が表出した姿だとわたくしには思えます。経験によれば、本能が皮膚を突き破ってさらけ出されている人間の姿を見た時は、人は『あの人は輝いて生きている』というような気がするのです。」「人は、"あなただけを永遠に"と誓っておきながら、その後、浮気をすることがあります。この"愛"という名における不確実なことは、あまりにも日常化され、ご自身でも気がつかないくらい多いと感じられませんか?」
最近、男女の違いと愛についてよく考える。

2009年3月4日水曜日

道をひらく

松下幸之助著
気に入った言葉を引用しようかと思っていたが、もうなんというか感想がかけないくらい、心に染み込む。松下幸之助さんが、今更言うまでもなく戦後の日本に多大な影響を与えた方とは知っていたが、すごいの一言。10年前に読んでいたらこうして心で感じることはできなかっただろうと思う。生きていると色々な出来事が起こる。つい最近までは人ごとだった出来事が自分の身に降り掛かることがある。人の生とは何か、なぜ人生に試練があるのか考えさせられる。そうしてこの本を読めば、新たな試練でさえも受けてやるっと勇気をもらえる。負けず嫌いの血が騒ぐ。そして今、大変な境遇にある大切な人の力になりたい。何ができるだろうか?