2009年4月30日木曜日

マーフィー 成功者の50のルール 

佐藤富雄著

Bookoffに不要な本を売りに行ったら、新古本というコーナーで見つけた。佐藤氏の本を読むのは2冊目。まえがきに脳や自律神経について説明があり、やはり面白いなと思った。本文はマーフィー博士の本から選んだ50の法則を佐藤氏の理論で説明している。っとこれはマーフィーの法則を読んでみたいなと思った。

「ぜひまねしたい、成功者に共通する6つの項目」として下記が挙げられている。

1. 物事を肯定的に考える習慣を持っていた
2. 努力することをおしまなかった
3. 明確な目的意識を持っていた
4. 自分を信じ、他人の否定的な言葉に惑わされなかった
5. 失敗を恐れなかった
6. 想像することがうまかった

私に取っておそらく一番問題ないのが5番。失敗することはあまり怖くない。
そして、強化した方がいいと思うのが6番。

ここでの想像は視覚やその他感覚が伴うものを指していると思う。
感覚が伴う想像をどうも日常的にあまり行っていない気がする。
例えば、人の気持ちを考える、仕事上の先読み(?)といった想像はできるのだが、憧れの国の空気の匂いや町の色を想像をしないし、あまり上手くない。
そういえば、小説を読んでいて風景描写等はいい加減に読む子供の頃からの癖がある。
話の展開や登場人物の心の動きや駆け引きが面白くて読んでいたので、私にとって長く続く風景描写などは不要な部分だったのだ。

サンドイッチは薄いパンに具が多いものが好き。
パンの部分が風景描写で、具が心理描写。
ふわふわのパンもあまり好きじゃない。

物事は全てに通じるな。

そんなわけで毎晩寝る前に感覚を伴う想像に挑戦することにした。

2009年4月28日火曜日

トヨタ流 最強社員の仕事術

若松義人著

会社のマネージャーさんが貸してくれた本の一冊。実は今回新に6冊くらい貸してくれたのだ。しかも選んでくれているのかな、という内容。読みながら、お前成長しろよーと励ましてくれている気がする本もあれば、ムムムッこの本を選んだ理由は?なんて思わせるものも。

トヨタについての本を読むのは二冊目。随分昔に読んだものはトヨタの経営について具体的に書かれたものだったが、この本ではトヨタ方式を取り入れている企業の例が各ポイントごとに挙げられるような感じ。個人的にはこういう形式は断片的なのであまり好みではないが、一つ一つの項目が短くまとまっているので隙間時間に読むには最適。又、分かりやすい文章なので読むために力を入れなくていい。

そしてやはり勉強になる。うーん。
仕事の中で実際に起こることや自分の至らない点に思い当たる内容。
中でも私に新しく映る考え方がこれ。

『なぜ失敗したか』考えても差はつかない
『なぜ成功したか』考えた時に差がつく

成功した時、その流れは頭の中にあっても、それをなぜかと深く考えたことは今までなかった。
なぜか?
それは努力したから、運が良かったから、〜さんがチャンスを与えてくれたから、〜さんが協力してくれたから、くらいのことが思い浮かぶだけだ。
どうやって成功したかではなく、なぜ成功したかを考えてみよう。

そしてこの本の中にある好きな言葉は

「成功する秘訣は成功するまでやめないことだ」

確か本田宗一郎さんの言葉にも、「私は負けない。なぜなら勝つまでやるからだ」というのがあった気がする。
20代の頃からこんなことを言ったり、たまに経営本を読んだりしていたので「一体何になろうとしてるの!?」と言われたな。

それは秘密だけどね。

2009年4月27日月曜日

論理的な話し方が身につく本

西村克己著

あまり関係のないことかもしれないが、この本のイラストが妙に気に入ってしまった。とても好みだ。

さて内容は当たり前のことと言えば、当たり前のことが書いてある。しかし、私は人前で話すのが苦手なのでこの本に書いてある当たり前のことがなかなか上手く活用できていない。例えば「イエス、バット法」。反対意見を述べる際にまずは相手の意見を受け止めてから、自分の意見を伝える。実はここが特に目が止まったのには訳があって、会社で会議があった際に数人の欧米人が正にこの方法で意見を述べていたのだ。一人目がこの方法で話した後に「上手いなぁ、そしてとても感じが良い」と思ったら、しばらくて別の欧米人が同様の話し方をしていた。

うん、とても感じがいい。そういえば、別の研修でも相手の不安を受け止めることの重要性が出て来た。どちらかと言うと私は受け止めてはいるが、それを表現するのが苦手かもしれない。気がついたら、改善していこう。(この後に読んだ本の影響かな...)

2009年4月25日土曜日

幸せいっぱい!金運風水

李家幽竹著

前述の「風水収納&整理術」と同時に購入。衣食住別に金運が開けるような行動やものについて書いてある。色々ある風水について書かれた本でこの李さんの本を選んだ理由は、内容が簡単で入門にちょうどよかったことと、ご本人の写真を見て良い顔をされてるなと思ったから。なんとなく運が良さそうな方に見える。
お財布を鞄に入れっぱなしにしておくのは良くないらしい。寝室がいいそうだ。と寝室に置いたらサザエさん状態で財布を忘れて会社に出かけてしまいそうだが。

運がよくなる風水収納&整理術

李家幽竹著

現在の家に暮らして既に数年が経ち、最小限のものしかなかったはずがあれよあれよと言う間にものが増えてしまい、処分しなければと思っていた。でもなかなか腰が重いので、風水の本でも買ってやる気を出そうと...。効果覿面。捨てまくった。定期的に見直して不要品を捨てているはずなのに、ゴミ袋3枚分の洋服、鞄、段ボール一箱分はある本と雑誌。

使わなくなった古いものには陰の気がこもるため、定期的に処分するのがいいとのこと。特に下着の寿命は1年くらいだそうだ。うーん。結構な経済力が必要な気がする。とふと購入後1年後くらいの下着を見てなんとなくよれっとしているし納得。ちなみにお財布は3年だそう。

効果をどこまで信じるかとは別にして、こまめに掃除する常に美しく保つと心がけが生まれるので風水とはいいものだと思う。

2009年4月23日木曜日

歴史をさわがせた女たち 日本篇

永井路子著

おそらく実家にあったのだろう馴染み深いタイトルで、ずっと存在は知っていたが読んだことはなかった。友人が歴史上で有名な賢女(時に悪女?)についてお勧めの本はないか、とのこと母親に問い合わせずらりと名前が上がった。母親は歴史小説、特に戦国時代が好きなため武将とその周りの女性達について良く知っているのだ。

そんな友人の一言がきっかけで私も気になり始めこの本を買ってみた。読みやすくて面白い。著者が好感を持っている女性のタイプも垣間見える。
以下目次から気に入った3名の女性を抜粋。

光明皇后-日本一の浪費婦人
静御前-レジスタンスの舞姫
出雲お国-自力で売り出した大スター

静御前は名前からしてとても女性らしい弱そうな印象しかなく特別好きではなかったが、この本に書かれた人物像ではいいと思った。そういえば、吉野に行った際、静御前と義経が最後に過ごしたという部屋を見た。何百年も昔に現在と全く異なる常識や社会慣習の元で生きた人々が過ごした場所をその瞬間共有していると思うとなんとも言えない不思議な気がする。