2009年5月5日火曜日

3分間で成功を勝ちとる方法

リカルド・ベリーノ著
"You Have 3 Minutes!" by Ricardo R. Bellino

日本でタリーズコーヒーを設立した松田公太氏が訳している。とても自然な訳文で読みやすいと思った。原題の訳し方も上手い!著者は学生時代に、数々のスーパーモデルを輩出したエリートモデル社についての記事を見てブラジルにもこの会社を持ってこようと思い、実現した人。

本の前半部分に直観について多くが書かれており、とても面白いと思った。ちなみに途中まで「直感」だと思って読んでいたが、ふと気づいた。直感ではなく直観。広辞苑で調べてみると意味は似ているようだが異なる。試しに和英辞書でも調べてみると

直観=intuition, instinct 
直感=hunch, scent, flair, sixth sense..

今まで自分には単に言語運用能力、表現能力がないだけかと思っていたが、問題の根は深そうだ。それ以前に言葉の意味を理解していないことが判明。(しょぼん)

直観力がある人の5つの性格的特徴(ユング)や直観が流れるようにするための方法も書いてある。直観力がある人の特徴の一つに「ものごとを全体として捉える」というのがある。理解したくて何度も目が止まる。どういう意味なんだろうか。今まで全体として捉えることが得意な方だと思っていたけれど、違う気がする。さらに読むと「『ものごと全体として捉える』とは、まず心を開いて世界を見ること。そうして、さまざまな側面が互いに絡み合って全体ができあがっていることに気づくことだ。」とある。ふむふむ。5感を磨くことが大切らしい。

なるほど、結構心が閉じているのかもしれない。5感も磨けず硬直気味かもしれない。

様々なものに触れてリラックスすることの大切さを感じ始めていたけど、その裏付けになった。

やっぱり定期的に美術館に行かなきゃ。
「日常」に追われると、見たもの食べたもの聞いたこと全てが栄養になって自分を構成している事実を忘れそうになる。

このお休みは温泉でゆっくりできてよかった。いい栄養を与えてあげたな。