2010年1月14日木曜日

データはウソをつく-科学的な社会調査の方法

谷岡一郎著

おもしろかった。この方も研究者。
別に研究者に関係ある本を選んでいるわけではない。
これは会社のマネージャーさんからお借りしたうちの一冊だ。

新聞、メディア等がどうやって数字を操作し、意図する方向に人を誘導しているかがわかる。
仕事で数字を取り扱うのが主な仕事のため、作り方次第でまったく異なる印象になることは知っていた。

そのせいか新聞等でグラフを見かけると、実はいつもよく理解できないでいた。(ただ、単に頭がよくない?)
というのは、そこにある情報だけじゃ、ちょっとそうと言い切れるか判断しがたい、もっと細かく知りたいんだけど。といった感じ。

第五章あたりで、世にあふれる情報をどうやって本物を見分け、上手く選択するか(ちょっと違うかも)に必要な大前提の能力が提示される。何しろ私は全てにおいて十分ではない。
特に教養...。本当に世の中のこと何も知らず。

この能力があれば、新聞グラフ問題も片付くのかもしれない。