2011年5月19日木曜日

サラリーマンの僕が35歳で資産3億円つくった方法

鳥居里至著

IT株への50万円投資から初めて35歳で資産3億円までになった著者が書いたお金のルールと増やし方。
お金の出口を減らして、入口を増やすという基本方針の元にお金の価値や、普通の人が知らないまたは意識していないお金の動きや習性のようなものを説明している。

今年の前半は「戦争」がテーマだったが、しばらくお金をテーマに本を読み漁ることにした。
まぁ、会社員生活に疲れてなんとか抜けられないかと思い始めて、ついついこの本を手に取ったことからテーマが「お金」になったのだが。

なかなか、ここまでできる人はいないんじゃないかと思うけれども、お金のルールについて学ぶのにはいい本だった。現在の自分の収入の壁を越えるには何かを変えなくてはならない、何を?と思った時に実はお金持ちや成功者の本を読むだけではなくて、彼らの習慣を真似したらいいのではないかと。これまでは自己啓発本を読むと啓発本ハイみたいになって、まぁ、リポビタンDを飲んだような効果があっただけ。もちろん一時的にやる気も上がり、前向きな気持ちを作り出すので悪くはないが、定着しない。「気持ちを変える」よりも「習慣を変える」方が手っ取り早い。今までなぜ気がつかなかったのか?

軽く1時間もあれば読めてしまう、こじゃれた装丁の本なのだが、私は多くのことを学べたと思う。
例えば、お金の価値。お金には二つの価値があり、お金持ちはお金を手にした時に「交換価値」ではなく「時間価値」を考える。「時間価値」とは100万円を金利7%で運用すれば10年後に200万円になるかもしれないなどと考えること、「交換価値」はこの100万でスーツ10着買える!などと考えること。

ほとんど「交換価値」しか考えたことがない。また、72の法則で説明される複利効果など、無知もいいところだと自覚した。と言う訳でしばらくお金の本が続く予定だ。