2011年6月18日土曜日

齋藤孝の速読塾

齋藤孝著


多くの本を読まなければいけない著者が実行し獲得した速読の方法。速読という単なる技術のみではなく、視野を広げて多くを知り、著者や登場人物へ視点を移動させることによって理解が深まるということが最も重要な点として書かれている。

技術面では目次からテーマを推測してポイントを意識しながら読み進める、2割を読んで理解する跳ばし読み、話の変化する点に注目する、キーワードを見つけながら読むなど。また読後の感想を必ず書くことも大切とある。

本を読んだ時の理解力は3段階に定義されている。Cレベルは読んだだけで内容が思い出せない。一つ上Bレベルでは要約ができる。Aレベルでは要約した上で新たな価値を加え自分のオリジナルなアイデアや意見を出せる。

うーん。私はまだCレベルだなぁ。部分的にAレベルなこともあるが。
日々の積み重ねでがんばろう。


最近仕事で英語を速く理解できる力が必要だとつくづく感じ始めた。
それでこの本にある方法で今すぐ実行しようと思うのが、英語の本の音読。著者は理解が早くなるまで1時間や2時間英語を音読し続けたらしい。1時間の音読というのは結構すごいことだと思う。確かに通訳の訓練でもシャドウイングを毎日30分していた頃は英語がチャンク(よく使う流れでの一塊)になって出てきたものだ。
音読は今日から実践することに決めた。