2012年4月18日水曜日

食べ物はこうして血となり肉となる

中西貴之著


まず最初に食べたものがどのように栄養となるかについて説明がある。口から入った食べ物は食道を通り胃で消化され、腸で吸収され、血の流れに乗って体中に分布され、代謝され、不要となったもが排泄される。
その後は海の物、山の物、動物性食品といった分類別に具体的な食品名があげられ、その食品に特徴的な栄養成分ごとの説明がなされている。例えば、アン肝の説明では、アン肝にはビタミンDが多く、骨をつくる骨芽細胞に作用して新たな骨をつくることに作用しているなどとある程度詳しく書かれているが、文章が平易なので読みやすい。普段食べているものにどういう利点や欠点があるのか知りたい時に、楽な気持ちで読めるのでお薦め。