アレン・カー著
2010年4月24日
これを読んでやめられるかというと、正直よく分からない。
いくつかの出版社から異なる形態で出版されている。私の買ったものはちょうど帯のところに「この本を読んでタバコをやめました!」というようなコメントと芸能人の顔写真が印刷されていて、本棚に置きたくない感じの表紙であることは確か。私は紙のカバーをかけない主義だが、この本だけはかけてある。
私はもう随分長い間タバコを吸って来たけれど、これを読んですぐにやめられなかった。
他にも色々な理由があり、ここ1ヶ月くらいは禁煙ができているので、この本の貢献も確かにあると思う。
書かれているように一日40本、50本もタバコを吸うようなヘビースモーカーに対してより効果があるかもしれない。
ただ、「喫煙者は中毒者」、「タバコは毒物」という考えを頭に染み付けることができたので、喫煙者の姿を見ると自由や健康を奪われたかわいそうな人と思えるようになった。
実際にこの本を読んで喫煙している方も多いと聞くが、そうするとこのアレンさんはすごい人だなと思う。自分の経験を人に共有し、同じような苦しい(本人は楽しい?)世界にいる人々を救うために行動を起こしたわけである。それも字面通り世界中にいる喫煙者を多く救ったわけである。なんて素晴らしい人なんだろうか。