2011年7月10日日曜日

ピーター・リンチの株式投資の法則

ピーター・リンチ著

ピーター・リンチとは「全米NO.1に輝く伝説の名ファンド・マネージャー」らしい。著名な投資家に関する本はこれから1年かけて読みまくることした。
こちらは317ページもある結構な読み応えのある本で、途中で少し飽きてしまった。そんな訳で後半は速読の練習対象にしてしまった。

本の中身だが、株式の銘柄選び、投資信託について、ファンドマネージャーとしての最盛期を過ごしたマゼランファンド時代の回顧録、どのように銘柄を過去に選んでいたかの詳細にわたる。後半のおおよそ半分がこの銘柄選びの具体的な説明について割かれている。

私には少し早かった気がする。実際に株式投資を始めて業種別の株価の特徴や、社会的な出来事がどのように株価に影響を与えるかなどを経験してから読んだ方が頭に入ってくるのではないかと思う。

ピーター・リンチは投資対象とする企業を徹底的に調べて分析するため、実際に企業を訪問してインタビューをする。そうやって投資先を選ぶのかと関心した。ファンドマネージャーとは日本ではあまり馴染みのない職種で、村上ファンドがマスコミに登場しなければその存在を知らない人も多くいたのではないかと思う。

分からないなりにこの方の投資に関する熱意と職人を彷彿とさせる仕事に対する姿勢を非常に感じることができた。