2012年3月21日水曜日

大暴落 1929

ジョン・K・ガルブレイス著

1929年にアメリカで起こった株の大暴落について、大暴落が起こるまでの経緯とその後について書かれた本。原因と結果について最後に記述されてはいるが、なぜ大暴落が起こり、どうすべきだったかと具体的に分析をしたり、著者の意見を示しているというよりは、その当時の時代が含む様々な状況を客観的に記述したもの。
暴落までの出来事が時系列に書かれているため、物語のように楽しんで読めてしまうが、基本法な金融の知識は必要。人間の欲や期待という心理的なもので株式が生き物のように動くのは、いつ考えてもとても不思議に思える。